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/ 素早く、手軽に、そして美しく、安心出来る場の設営を行う目的でデザインした。
切っ掛けは東北大震災時、メディアに流れた映像から、其処に足りないホスピタ
リティを感じ考え始めた。紙を使った家具が出来ないかと以前より他の社福からも相談
されてた事もあり、強化ダンボール材との出会いも重なった。紙で繋がる御縁で、紙縁
と支援をかけ、ダンボールでの生活スタイルとしてダンボールスタイル紙縁プロジェク
トを興した。
2016年、商工会議所からの応援を頂き、IFFT国際家具見本市へ出展。その時、東京オ
リンピック選手村への納入提案を或る大手家具メーカーを通じ、東京オリンピック委員
会に対し行って頂いた。しかしながら2万ベッドを超える選手村へのベッド納入は企業
からの寄付が条件となり諦めた。その後ダンボールでお茶室をデザイン、またダンボー
ル両側に折曲げ柱を施した連続パネルを考案した。
今回応募させて頂くのは、簡易組立パネルを使用した場の生成。大型店舗で展開され
るポップアップ店舗や、様々なイベントを始め、災害時の避難場設置の際に簡単組立出
来る強化ダンボール可動式パネル材を利用し、必要な時、必要な場所に場を提供する事。